「ゲーム業界はやめとけ」という言葉について業界人の視点で語ります

こんにちは、ZAFIDMANです。
ゲーム業界への就職を夢見ている方は、よく「ゲーム業界はやめておけ!」と言われていると思いますが、実際のところどうなの?と疑問を持たれている方が多いはずです。


今回は「ゲーム業界はやめとけ」と言われている理由を知りたい、他人から「ゲーム業界はやめとけ」と言われて迷っている方の疑問に答えていきたいと思います。

業界人としての結論

結論としては、企業によりけりです。

これはどの業界でも言えることですが、ホワイト企業もブラック企業も一定数存在します。

「ゲーム業界はやめとけ」と言っている方々は、実際にゲーム業界に就職したことがなく、人伝に聞いた話をそのまま言っていると思われます。

ちなみに私はゲーム業界のホワイト企業、ブラック企業の両方で働いた経験があります。

ではなぜ「ゲーム業界はやめとけ」と言われているのか?
その理由について深掘っていこうと思います。

「ゲーム業界はやめとけ」と言われている理由

世間一般から「ゲーム業界はやめとけ」と言われている理由については、下記の3点の理由が挙げられます。

理由①:残業時間が多い

近年、法律の改正などで改善されつつある残業気時間について、
ゲーム業界でも改善されつつありますが、ほかの業界と比べても残業時間が多くなりがちです。

その理由としては、

  • 一人ひとりの作業量が多く、開発のスケジュールに余裕ない
  • ゲームのリリースやアップデート日は基本的に後ろ倒しできない
  • 開発途中で不具合が出た場合、納期までに治さないといけない
  • 修正作業が長引いた場合、本来の作業ができずにさらに残業が多くなる

上記は割とIT業界あるあるな話ですが、仮に納期までに成果物が納品できなかった場合は、
プロジェクトに遅れが発生します。

その場合は会社の利益に直接響いてくる内容となるため、やはり残業が多くなりがちな業界です。

理由②:給料が安い(未経験での就職)

ゲーム業界は、基本的に20代30代で異業種から転職してくることが多い業界です。
私自身も地元の中小企業の品質管理の仕事からの転職を経て、ゲーム業界の門を叩きました。

最初に入ったゲーム会社の給料は、手取りで約19万
さらに給料の中には40時間のみなし残業分も含まれているため、基本給はもっと低いです。

しかしながら、給料が安いのは未経験者に限った話なので、1年ほど経験を積んでから別のゲーム会社に転職をオススメします。

実際に私も転職で給料を上げることができましたので、最初の1年間は下積みとして必死に頑張り、よりグレードの高い会社に転職すれば間違いなく給料が上がります。

理由③:ベンチャー企業は余裕がない

ゲーム業界のベンチャー企業は、リリースしたゲームの売り上げに依存しています。
さらにリリースしたゲームが売れるかは、実際にリリースしてみないと分からないので、
全然売り上げが出せない場合は目も当てられない状態となります。

仮にそのような状態となった場合、真っ先にしわ寄せが来るのが社員の待遇面です。
福利厚生や給料カットはもちろん、さらには人員までカットする企業も存在します。

企業は会社を存続させるべく、立て直すためのさらなる開発のための残業を強いられることになり、劣悪な状況に陥りやすいです。

そのため、ベンチャー企業は、ゲームの売り上げの依存度が高いことを念頭に置いてください。

まとめ

「ゲーム業界はやめとけ」と言われている理由については、下記の内容をお話いたしました。

・残業時間が他の業界に比べて多い
・給料が安い(未経験での就職のみ)
・ベンチャー企業は余裕がない

しかしながら、私個人の結論は冒頭でもお話した通りで「企業によりけり」です。

ここまで読んでいただいた中で、それでもゲームを作る仕事に就きたいのであれば、絶対に目指すべきだと思いますし、躊躇するようであれば諦めた方がいいと言えます。

また、ベンチャー企業にもメリットとなる要素がありますので、
詳しい内容については、また別の記事で語っていこうと思います。

もしこの記事を見て「見てよかった!」「参考になった!」と思ってくれた方は、コメントいただけると嬉しいです。

また、周りにゲーム業界志望の方がいましたら、この記事をシェアしていただけると幸いです。

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